2017年秋の大台ケ原(大蛇ぐら)は10月26日見頃です。
奈良県と和歌山県の県境にある国立公園「大台ケ原」秋の紅葉を迎えています。
台風21号が近畿地方を通過したのが10月23日の深夜。
そんな中、以前から予約していた大台ケ原に一泊し撮影するロケに出かけました。
10月24日お昼頃、宿泊先の「心・湯治館」から電話。
過去の台風でも宿が被害にあったことは滅多にないそうです。
国道169号の一部で崖崩れによる通行制限(迂回指示)など
があるので、気を付けてお越しくださいとの要件でした。
バスも前日運休から25日は運転を再開していました。
走ること2時間。大台ケ原は途中のハイウエイから深い霧の中でした。
写真好きにとっては絶好の魅惑的要素。翌日の予報が晴れ。
ですのでワクワク感がたまりません。幸い雨もやみ、霧雨
のようは具合でしたので撮影にはカメラにタオルを巻く
などで対応できました。
このような時のホワイトバランスは「曇り」を推奨します。
もちろんPCで後から色を調整してもRAWで撮影の場合は
問題ありませんが、確認(カメラのバックモニター)時に
違和感があるより、少しでもイメージに近い色で確認し
たいのです。
街中の紅葉や平地の紅葉を違うのは、木々の枝振りや
大台ケ原独特のくま笹が魅力的です。
もともと、雨や霧の中では、絞り込んでもどこにピントの
芯があるのかわかりにくいので、感度はあげず絞りを開け
て撮影することで、水彩画のような滲んだ柔らかい印象
が伝わります。
濃霧の撮影を堪能した後、15:00にチェックインの宿に着
く頃には太陽も霧越しに一瞬顔を見せてくれました。
僕たちは気がつかなかったのですが、午前0:00ごろ大台
ケ原の駐車場では満点の星空に囲まれて、三脚で撮影す
る人が結構いたと翌朝の7:00~の朝食で聞きました。
大台ケ原に通ったのは20〜26歳ぐらいの時期。立ち枯れ
のもみの木に初めてみたときは感動しました。
大自然の風雨に負けず天に伸びた凛としたフォルムが好
きでした。当時は車で夜に駐車場で仮眠。早朝から日出
が岳や大蛇ぐらを目指し、歩いたものでした。
大蛇ぐらまで、時間をかけて到着(撮影しながら)。
絶景を楽しみました。
台風の影響でしょうか、根がむき出しの樹が多数倒れて
いました。その姿にも自然の力強さをなぜか感じました。
大台ケ原は、僕の気持ちを裏切らない、素晴らしいものを見せてくれました。
日出が岳は10月9日ぐらいで紅葉が進んで居たようですが、大蛇ぐらやハイキングルート沿いの樹々などは黄色に染まっていました。
使用したカメラとレンズはそれぞれ下記で購入できます。
D850が発売されて居ますので、D810はお買い得ですね。
ハイキングは少しでもカメラやレンズ重量を軽くしたいところ。
単焦点の28mm f2.8はマニュアルレンズですがピントリングの
フィーリングも抜群で、ちょうどいいですね。