写真教室を開催。今回お伝えしたのは2つのコツ
写真教室をうちのオフィスで開催しました。
ご参加のメンバーは、僕がPTAをしていた頃のお付き合いのある
教育関係の方々(元校長先生たち)です。
趣味は山登り、ゴルフ、旅行、写真。
写真は今までAモードで撮影経験がないので
撮影実習と講評会を半年、月一回ペースで
と依頼をされました。
ロケ地はNikon Kye Mission80インプレッションで
紹介したこちら
今回はその自信作を持ち寄っての講評をしました。
まず撮影で注意すべきコツ、その1
みなさんにアドバイスしたのはピントを合わせるA主役
その背景であるB脇役の関係性のバランス。
僕が撮影した以前の写真はこちら
Nikon D810 AF-S Nikkor14-24mm f2.8/G ED
1/1000sec F2.8 ISO 100 24mm側
コースは奈良の桜井からひと駅北の巻向駅で
下車。歩いて大神神社に向かうコースです。
写真好きにはちょうどいい距離と、山のべの道
らしい風景に出会います。
山側に向かい、右手に広がるのは畑と牧野内石塚古墳
Aをタンポポとした場合、Bはのんびり広がる畑と
古墳ですね。独特の丘はおぼろげに古墳とわかる様に
画面上部、中央に配置しました。
Nikon D810 AF-S VR Micro-Nikkor105mm f2.8/G IF-ED
1/1000sec F2.8 ISO 400
Aはひっそり佇む歌碑。Bは歌碑の右前の草木や
背景の竹、奥の緑。人工物は避けたいですね。
いずれも
Nikon D810 AF-S VR Micro-Nikkor105mm f2.8/G IF-ED
1/160sec F3.5 ISO 200
梅の実(木)が今はないようでした。枯れてしまったの
かもしれません。
気にしている2点目ですが、ピントを合わせたもの
と背景の関係性。色だったり、フォルムだったり
バランスです。
1枚目は同色で溶け込みすぎですね。
2枚目は梅の実は際立ちましたが、色のトーンが良くありません。
3枚目で自分のイメージするフレッシュさがでました。
コツ、その2は写真にタイトルをつける
僕が写真を撮るときに工夫していることは、その写真から
抽象的なものが感じ取れるか?ということを考えています。
言い換えれば、その写真に「形容詞的なタイトルがつけることができるか」
Nikon D810 AF-S Nikkor14-24mm f2.8/G ED
1/250sec F4.0 ISO 100 17mm側
桧原神社。祓串(はらえぐし)にピントを合わせ
奥に見える、神殿(桧原神社には神殿がなく、山そのもの
をお祀りしているそうです)からの広がりを強調しました。
気が流れてくるイメージです。
Nikon D810 AF-S Nikkor14-24mm f2.8/G ED
1/50sec F9.0 ISO 400 24mm側
山辺の道 玄寳庵付近の石垣の壁と杉。
光当たる場所に露出を合わせる。杉の根元
付近までフレームに収めることで、木の迫力が
出ると思います。
そこし露出アンダーなので静けさや時間の長さが感じ取れます。
山辺の道はフォトジェニックで自然がたくさん。
ハイキングコースとしても高低差も少なく、
決して健脚でなくても大丈夫です。ぜひ、この新緑の
頃にお出かけください。
Nikon D810 AF-S VR Micro-Nikkor105mm f2.8/G IF-ED
1/1600sec F3.2 ISO 400