ぎをんさかいでのスクーリング【ケーキ試食と撮影ワークショップ】第二弾も行いたいですね
3月20日(月)の連休最終日に京都洋菓子店
で撮影ワークショップで撮影講師をしてまいりました。
スマホで上手にケーキを撮るコツ
今回ご参加の方はほとんどの方がスマホで撮影に挑戦されました。
僕はスマホの撮影テクニックをお伝えするのは今回が初めてでした。
事前にテキストをパワーポイント(microsoft.office.powerpoint)
で作成していったのですが、作例は一眼レフでのもの。
ちょっと合っていませんでしたので、座学も駆け足で済ませました。
2人ひと組のグループに別れていただき、すぐに撮影へ。
コンパクトデジタルカメラも同じですが、電源を入れて撮影モードに
すれば広角になります。
(ズームレンズの場合広く写る側:木が多数並んだ絵や山の絵のマーク)
広角はピントが手前から奥まで合いやすい(パンフォーカス)ので、
失敗写真(ピンボケ)になりにくい要素があります。
しかし広角側で被写体(ケーキなどの撮影したい対象)に近寄りすぎると
レンズに近いお皿などが極端に手前方向に大きく表現されてしまいます。
【スマホで写真コツその1】
少し広角側から手で画面を引き延ばし、望遠ズーム(※1:おおよそ1/3ぐらいまで)
にして、被写体(ケーキ)にスマホを近づけ過ぎないようにして撮影
そうすると、ケーキの皿が誇張されずに写せます。
※1:多くのスマホはデジタルズームのため撮影している画像の一部を拡大
しています。撮影時に手ブレや画質が落ちる可能性があります。
SNSの投稿でも面白いのがInstagramに投稿すること。の意見を
聞きますよね。
Instagramはスクエア(四角い写真)での投稿ですね。
このスクエア構図が意外とセンスの見せ所ではないでしょうか?
僕たちフィルム世代はスクエア=6×6=ハッセルブラッド
ハッセルブラッド500C/M:カメラアーカイブ:カメラファン | 中古カメラ・レンズ検索サイト/欲しい中古カメラが見つかる!
という図式ですね。
僕にはスクエアで上手に撮影することの憧れがあります。
【スマホで写真コツその2】
このスクエア画面で写真を構成するためには画面四隅を最初にくまなく
観察します。余分なものが写り込んでいないかを確認する。
有名店のケーキを並んで座れた!普通、画面中央にその主役(ケーキ)を
配置しますよね。この時、スマホの撮影設定でスクエアにしてみましょう。
あとでトリミングするのと撮影時からスクエアにするのとでは上達具合が
が変わります。※2:後に記述
四隅に使い終わったおしぼりや、メニュー表の端、誰かのお財布など
ケーキの雰囲気を壊す余分なものはないででしょうか?
まず最初に余分なものは画面に入らないように片付けておきましょう。
被写体ばかりをみずに最初に画面の四隅を確認しましょう。
【スマホ写真コツその3】
写真用語でアングルという言葉を聞いたことがありますよね。
アングルとは撮影する角度。スマホの場合、椅子に座り、自分の目の高さで
被写体(ケーキ)を斜めから見下ろして撮影する1パターだとは思いませんか?
たまに真上にする工夫が見られますがその程度です。
スマホを斜めに傾けたり、平行まで下げてみるなどいろいろなアングル
を試してみてください。そこには違った世界が現れることでしょう。
※2:縦長なスマホで撮影した後からInstagramで四角く切り取る=後からトリミング
するのと最初から四角にしたカメラモードで撮影するのと何が違うでしょうか?
撮影時から不要なものを確認して撮る(後から不要なものを排除しない=ノートリミング)
ことでより観察力や写真構成力が身につきます。これはまさに上達の第一歩となるでしょう。
スマホで上手に撮影するコツのまとめ
1:少しスームして被写体からスマホを離して撮影=広角側を使わないから歪みが少ない
2:撮影前に余分なものを排除しておこう=四隅に注目シンプルな画面構成を!
3:撮る角度を変えて見よう=真上、真横、斜め、スマホを傾けるなど多彩なアングル!
写真はNikon D810 50mm F1:1.8
講座前にテスト撮影したものです。